- 防風林ナビ＞使用する資機材＞安全帯の種類と使い方
- 安全帯は、高所作業において転落や墜落事故を防止するために用いる安全用具です。
用途により、一本吊り専用とU字吊り専用。一本吊りU字吊り兼用。ベルト形状から、胴ベルト型とハーネス型があります。
・一本吊り専用安全帯
一般高所作業で広く使用される安全帯です。ホームセンター等で3,000円程度から市販されています。足を踏み外した時等において、転落を防止する目的で使用します。このため、常に大きな負荷がかかるU字吊りと比較してシンプルなつくりとなっています。また、多くのタイプで取付金具がシンプルかつ大きく設計され、高所での安全確保のための取付・取外が容易にできます。一本吊り専用安全帯は、各パーツや構造の問題からU字吊り用金具（D環等）を取付けてもU字吊りに使用できません。
一本吊り安全帯の使用方法 へ
・U字吊り専用安全帯
電柱工事等の柱作業において、両足とともに体を支える一部として使用します。耐久性があり比較的高価です。安い物でも1万円以上はします。使用中、上半身をもたれ掛けるため常に高い負荷がかかることを前提に設計して金具などが負荷に耐えれるよう強固な作りになっています。また、取付金具は作業の弾みで外れることがない構造が工夫されています。
ロープは体を支えるために伸縮性がなく、一本吊りとして使用することが出来ません。
U字吊り安全帯の使用方法 へ
・一本吊りU字吊り兼用
耐久性・構造がどちらの用途にも使用できる安全帯です。
・ベルト型
腰骨の部分にベルトをかけて安全帯を使用するタイプで広く普及しています。
転落等の衝撃時、腰骨より高いと内臓圧迫の恐れ。腰骨より低いと安全帯が抜け落ちる可能性があるため、適切な位置につけることが重要です。
・ハーネス型
全身を通して使用する安全帯です。抜け落ちの心配がなく、衝撃が分散されます。ホームセンター等ではあまり見かけませんが、高層ビル等ので使用されます。
安全帯
-
・一本吊り安全帯
多くの一般高所作業で用いられる腰ベルト一本吊り安全帯です。
一本吊り安全帯の使用方法 へ 
-
・林業用U字安全帯
本ページで主に使用しているU字吊り安全帯です。林業用に開発された安全帯でロープの芯にワイヤーが使用されています。ノコギリやチェンソーを使用するため、ロープに刃物が接触してもすぐに断線し難く構造となっています。
しかし、内部のワイヤーにより通電（感電の恐れ）するため電気工事で用いることは出来ません。
U字吊り安全帯の使用方法 へ
