- 防風林ナビ>使用する資機材>安全帯の種類と使い方>U字吊り安全帯の使用方法
- 電柱工事や林業で用いられるU字吊り安全帯です。高所への移動時や、作業中によりかかって使用します。
高所での付け替えが必要な場合には、別に補助フックと取付けて使用します。また、作業が長時間となる場合は、腰への負担が少ないハーネスタイプが望ましいです。
・メリット
自立が可能な十分な足場が確保出来ない高所において、足掛けと併用することで体制保持を可能とします。
・デメリット
製品が割高。安全帯ロープに常に負荷をかけるため、損耗に注意が必要。
・安全点検内容について
・一本吊・U字吊共通内容
金具の錆、ベルト・ロープに解れ。摩耗等がないか確認します。直射日光のあたる場所に長期間放置されていた場合、紫外線により強度が低下しています。油分や日光の影響で大きく変色し、耐久性の低下が懸念される場合は使用できません。
・諸注意
安全帯の構造はメーカにより異なります。必ず取扱説明を熟読して製品にあった方法と用途に使用して下さい。
改造や摩耗・損耗。変形のある物は絶対に使用してはいけません。
また、体制を維持するために使用する物であり、全体重を安全帯の載せて使用するものではありません。
U字吊り安全帯の使用方法
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・使用する安全帯
林業用U字吊り安全帯。ロープ芯にワイヤーが入っています。
この製品は、「藤井電工㈱12C-70」です。
ワイヤーにより通電するため、電気工事では使用できません。 -
・安全点検
金具の錆、ベルト・ロープに解れ。摩耗等がないか確認します。
直射日光のあたる場所に長期間放置されていた場合、紫外線により強度が低下しています。
油分や日光の影響で大きく変色し、耐久性の低下が懸念される場合は使用できません。 -
・バックルの確認
安全帯のバックルにはベルトを通す順番が記された刻印がされています。
刻印を確認し、ベルトを通す順番を確認します。 -
・腰骨に合わせる
・腰骨に合わせる
ベルトの高さを腰骨に合わせます。腰骨より上だと、衝撃時に内蔵圧迫の恐れ。腰骨より下だと、転落時に抜け落ちる恐れ。があります。
・ベルトを通す
刻印の順番にベルト通し、ずれないように締め付けます。 -
・固定の確認
ベルトがずれないか、両手でベルトを持って動かします。
力を入れてもずれない(腰骨から外れない)ことを確認します。 -
・伸縮金具
ランヤードの伸縮金具部分です。
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・伸縮金具の取付
ランヤードの伸縮金具を安全帯の金具(左腰部分)に取り付をします。
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・ランヤードのフック
安全帯のD環(右腰部分)のフックです。
取付時は、フックが内側に向くように取り付けを行います。 -
・ランヤードの取付物
U字吊り安全帯は、送り出し部とD環により自身が作業を行う構造物に半かけ状態にして使用します。 また、ランヤードがずり落ちないよう構造物に半かけにして腰よりも高い位置に取付けます。
実際に使用している様子は
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・注 意
U字吊りで体重をかける時、徐々に体重をかけて問題がないかを確認してから作業を行います。使用経験がない場合、熟練者等に使用方法を習う等して万全を期して使用して下さい。このページで使用している安全帯は、林業用としてロープ芯にワイヤーが入っていることで刃物に耐性があります。しかし、ワイヤーも腐食の影響やチェンソー等による損耗により絶対に切れないわけではありません。また、通電するため電柱などの電気工事で使用できません。
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