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防風林ナビ木の伐採方法>重心の傾きと異なる方向に伐採する方法(応用編)
 木の重心が傾く方向と異なる方向に倒木させるとき、チェンソーによる切込方法で倒木方向を変える伐採技術。ロープ・ワイヤーロープとチルホール等のハンドウインチ・トラクター等の重機により牽引。これらによる働きを複合的に利用して重心が傾く方向と異なる方向に倒木させます。

 木の倒木方向の変更では、重心が傾く向く方向と、変更させたい方向の違いが大きいほど、伐採作業の難易度や必要となる資機材、作業の手間が増えます。

・重要事項
 チルホール等を用いた伐採作業に関する基本的注意事項は「チルホールによる伐採作業の安全確保と倒木方向(基本編)」を確認した上で作業を行ってください。

重心の傾きと異なる方向に伐採する方法(応用編)

  • 伐採方向を45度迄の範囲で変える方法
  • 伐採方向を45度迄の範囲で変える方法

     チェンソーによる切込技術と楔等で容易に変更できる範囲です。
     木が傾く重心を利用しつつ、切込技術で倒木方向を定めます。
  • 伐採方向を90度変える方法
  • 伐採方向を90度変える方法

     伐採する樹木の重心が大きく傾く時、重心方向側に一切倒さないようにするためには、牽引することによる倒木方向の抑制をする必要があります。
     重心が傾く方向に対して90度倒木方向を変更させるためには、傾く方向と対称となる方向から1ヶ所牽引すれば方向を変えることが出来ます。
  • 伐採方向を重心と反対側に倒木させる方法
  • 伐採方向を重心と反対側に倒木させる方法

     チルホール等の牽引が複数必要な伐採作業です。
     2台の牽引で重心の傾きによる倒木方向を制限しつつ、3台目の牽引で木の重心が傾く方向と真逆に引き倒します。
     傾きが複雑で重心の傾きが判断できないような木の伐採作業でも同様に行います。

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