防風林ナビ

防風林ナビ>防風林とは
 海岸線や耕作地。田園地帯の民家等において、台風などの強い風(風害)による被害を防止することを目的に植えられる樹木です。
 農業においては、資材倉庫やビニールハウス等の施設の保護。
 農産物の保護。
 ・果実等の農作物の落下
 ・果樹や稲等の倒木や倒れる被害 などの防止に利用されます。
 この他、庭木等としての景観の維持。耕作地の境界線に植えることで農業で使用される農薬のドリフト(飛散)対策にも利用されています。
・防風林の種類
 防風林に利用される樹木は、塩害の有無や樹高等を考慮して様々な種類があります。しかし、どれも共通して通年して防風効果得られるよう常緑樹が用いられます。
 また、古い防風林では杉が多く用いられましたが花粉の問題等、社会情勢の変化で植えられる防風林の種類も変化しています。防風林として使用される樹種については、防風林となる樹種へ。

代表的な樹木の種類

  • 杉
  • ・杉

     建材として一般的な針葉樹。成長が早く、安価。害虫に強い事から広く用いられる防風林。
     大きく成長すると木の上部に枝が集中する。また、日陰となる下部の枝が淘汰されるため防風林として利用するには手間が大きい樹木。

  • 松
  • ・松(クロマツ、カラマツ)

     クロマツは塩害に強い事から海岸線や、砂丘地の耕作地に用いられる防風林。カラマツは寒冷地に用いられます。枝及び葉等の風を受ける部分が少ないため、防風の為には2重・3重に植えるなど一定の面積で植える必要があり、個人での風対策では活用は難しい樹木です。
     また、マツクイムシに極端に弱く、マツクイムシの多い地域ではマツクイムシの防除を実施しないと防風林帯が丸ごと枯れるということもあります。

  • サンゴ樹
  • ・さんご樹

     耐寒性常緑小高木。近年、イブキ類に代わりガーデニング等の植え木に急速に普及している樹木。成長が早く、生命力が強い。太い枝になりにくいため、手入れが用意である。また、挿し木により増やすことが出来る。
     見た目にも良いため庭木等の生垣にも多く利用されている。
     しかし、苗木が高額である。また、伐採するだけでは枯れずに生えてくるため、処分するためには薬剤処理や根を掘り返す必要がある。

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